認可保育園と認可外保育園
こんにちは。行政書士&保育士の伊藤です。
本日は認可保育園と認可外保育園について整理してみたいと思います!
一見、認可保育園の方が認可されているわけだから、ちゃんとした保育園なんだろうな
対して認可外保育園って子どもを任せて大丈夫なの・・? という印象かもしれません。
私も初めは同じでした。(笑)
しかし、認可外だからといって何の要件も満たしてなく、独自で運営している保育園と思ったら
大間違いです。
許可の有無で区別されていることは間違いはありませんが、実際、認可外でも素晴らしい保育園は沢山あります。
ざっくりにはなりますが、違いは下記の通りです。
あわせて傾向としてのメリット・デメリットも挙げてみましたので、お時間がある方は見てみてください☆
①認可保育園(認可保育所)
・厚生労働省の定める要件を満たしている
⇒設備等の設置基準、施設の広さ、職員数、給食など
・対象年齢
⇒就学前0歳児~5歳児
*保護者の就労や疾病による保育が必要なもの
・補助金の有無
⇒有り
・事業目的
⇒市区町村が認定
・運営費
⇒国、市区町村
☆メリット
・国から運営費、補助金が出るため、運営資金が安定する
・園児募集の必要がない
・国から認められているという信用と安心
・保護者視点:保育料が所得によって変わるため、負担が減る場合がある
×デメリット
・保育士配置や保育時間基準があり、変更の度要件クリアをしなければならない
・保育時間が決まっているため、保護者のニーズにそえない場合がある
・保護者視点:入園基準や受け入れ人数制限があるため、希望しても子どもを預けられない場合がある
②認可外保育園(認可外保育施設)
・厚生労働省の定める要件を満たしていない
*認可外保育園についても、「認可外保育施設指導監督基準」によって設置基準が定められています。
・対象年齢
⇒就学前0歳児~5歳児
*保育希望者の定めなし
・補助金の有無
⇒無し
・事業目的
⇒設置者が設定
・運営費
⇒原則、保護者からの保育料
☆メリット
・独自の施設整備や保育、知育の提供ができる(グッドデザイン賞を受賞した園もあります!)
・保育時間、保育内容など、保護者のニーズに応えることができる
・保護者視点:保護者の就労や疾病などの理由が必要なく受け入れが可能
×デメリット
・職員の異動が続くなど、保護者に不安を持たせてしまうことがある
・国からの補助金がでない(自治体独自に設定している場合はありますが、確認が必要)
・保護者視点:運営が国ではないため、保育料が認可保育園に比べ高い場合がある
※東京都のみ、③認証保育所という制度もあります。(今回記事では割愛します💦)
いかがでしたでしょうか?
それぞれメリット・デメリットはありますが、どちらが良い!ということではなく、
求める・求められる対象が違うということですね。
今回記事についても、ご覧いただいた皆様の少しでもお役に立てれば幸いです!
ありがとうございました!